政府が沖縄県を提訴しました

昨日、政府が沖縄県を提訴しました。沖縄県の普天間基地を名護市の辺野古に移転させる件で、政府が提訴したのです。そもそも、この件は橋本龍太郎政権のときに普天間基地を移転させることでアメリカ政府と日本政府が合意した案件です。それから、約20年経過した現在においても、普天間基地の移転は進展していません。
この件については、政府は沖縄県の中央に陣取っている普天間基地を、1日も早く辺野古へ移転させたいと考えているのですが、沖縄県側はそもそも米軍が多く駐留しすぎているので沖縄県外へ移転しろと主張していますので、まったく話が噛み合いません。話が噛み合わないため、訴訟合戦となっているのだと思います。
私は、多くの米軍が沖縄県に駐留し続けるという事実は、今後も変わらないと思います。アジアの政治状況を考慮すれば、むしろ米軍が沖縄に駐留することは当然と言えます。北朝鮮と韓国の関係はいまでも休戦状態です。このため、北朝鮮軍が不意に韓国に侵攻しても、これは合法的な侵攻です。終戦協定はいまだに締結されていないからです。ですから、仮に朝鮮戦争が再び勃発すれば、これを鎮圧できるのは沖縄に駐留するアメリカ軍しかいません。
また、中国と台湾の関係も再び不穏になりつつあります。台湾では、中国統一に反対する民進党政権が発足しました。台湾解放を掲げる中国政府がこのまま黙っているとは思えません。しかも中国人民解放軍は、年々増強されていますので、いつ台湾侵攻に踏み出すかわかったものではありません。そして、南シナ海では中国は次々と海を埋め立てて軍事基地を建設しています。中国は、南シナ海を支配下に置こうとしています。
このようなアジアの軍事情勢のなかで、アメリカ軍が沖縄から撤退することは非現実的です。アメリカ軍が沖縄から撤退するならば、日本は北朝鮮や中国と対抗するために、単独で核武装する必要がありますが、アメリカは日本の核武装を許さないでしょう。アメリカは二度と日本を軍事大国にするつもりはありません。
ですから、アメリカ軍は沖縄から撤退するつもりはありませんし、現在の沖縄への駐留兵力を削減するつもりもありません。残念ながら、沖縄県民の皆様には忍耐を重ねていただくしか方法はないのだと思うのです。

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